商売について

情報ビジネスが“情ビジネス”になっていく理由【空気と気まずさと抵抗感】

どうも、ポンポンさんです。

今日は、各々の気持ちというよりも“構造的に”起こりがちなことについて書いていきます。

よくネットビジネス、コンテンツビジネス、情報商材、副業、起業、どんなジャンルでも“自己投資が重要”、“知識が重要”、

成功をショートカットするためには身銭を切って学んだり、環境に対して投資をしていい繋がりを得た方が早いからお金をガンガン使いましょう!と言われたりします。

これは実際にその通りでお金はガンガン学びに使ったほうがどんなジャンルでも基本的に習得は早くなっていきます。

ただ、ここで上手くいった後に起きがちなのが

“とっくに学び終わっているのに空気的な気まずさを感じて同じ人にお金を払い続ける構造です”

 

よく聞くセリフ

「お世話になったから〜」

「まだ学ぶことがあるから〜」

「まだ自分より稼いでいるから〜」

こう言い訳して、本音で言うと次のステージに進みたいのに同じ場所に縛られている人が本当に多いんです。

 

付随して多いのは

“もう必要がないのにお金の使い所が見つからないとか、とりあえず尊敬してる人がおすすめしてるから情報にお金を浪費しちゃう現象”

心当たりがあるかもしれません。

今回の記事はそんなモヤモヤとお金や時間を浪費せずに、次のステージに、自分がより毎日楽しく生きるための考え方を伝授します。

 

ちなみに原因はシンプルで、

1、人はどこかに所属していないと不安

2、恩義とサンクスコストとバイアス

3、リスク許容度が下がっている

この3点。

 

1、人はどこかに所属していないと不安

時間、お金、精神、人間関係、

ここらの自由が欲しくて個人で稼ぐスキルを高める人がほとんどです。

何にも縛られずに自由に楽しく生きたいから挑戦して、頑張ってビジネスを大きくして、好きなライフスタイルを獲得するわけですよ。

 

でも、どうやっても人間は1人だと寂しいし不安だし辛い生き物

なんですよ。

 

僕は億単位で稼ぐ人に何十人、いやもっと多いかな。

会ってきましたが、最終的にみんな共通の悩みは寂しさです。

特に情報発信をされている方だと、概ね、現実の“5.5倍”くらいはブランディングで実態に対してゲタを履かされているので(当社調べ)、

現実 <<<<< インターネット上

という構図になりがちで、自尊心を保ちつつ、ブランディングも保ちつつ、上手く楽しく遊べる友人が作れずにみな苦労しています。

 

人はお金がなくてもすぐに死んだりしませんが、

寂しさや孤独に負けると命を簡単に落とします。

 

それくらい寂しさや孤独というものは強烈な痛みであり、僕たちが人間として生きる以上はあなたがどれだけ1人の時間が好きであっても避けられない問題なのです。

ってか、1人が好きって人も紐解いていくと1人の時間でゲームでオンライン上の“気を使わない人との交流が好き”だったり、1人の時間で漫画とか映画とか飲食店巡りとかをして“その体験を人と共有したい”という場合がほとんど。

実際は人といるのが好きなんです。

考えてみてください。

独身貴族、ソロキャンプ、ぼっち飯、ひとりカラオケ、ひとり旅行、

こんな言葉が流行る理由ってシンプルで、ひとりで動き回っている人が“世界に見て欲しくて”情報発信をしているからです。

自分の価値観に共感してほしい!

自分のことをもっと知ってほしい!

そんな欲求の結果、流行っているだけで根本的には人といるのがみんな好きです。

 

ということを前提として考えてみると非常にわかりやすく、

「よっしゃ!起業して挑戦するで!!!」

 ↓

「自己投資とか大事らしいからどっかコミュニティ入ったりコンサル受けたりもしてみよう!」

「結果出て嬉しい!いい人多いし、こういう関わり増やしたいな。純粋に勉強になるし、たまに遊んだりしたら楽しいし、お金の価値観もあって気楽だからなぁ。」

みたいな気持ちの流れで動いていきます。

実際は所属する中で、そこを通して会社や部活動みたいに恋愛感情も挟まってきたりするのでより1つの小さな社会って感じですね。

 

会社って入ると辞めづらいじゃん?

部活って入ると辞めづらいじゃん?

アルバイトでも続けるほど辞めづらいじゃん?

別に構造的には同じです。

 

せっかく、社会の中で安全地帯を見つけたのに簡単に手放せる人の方が異常者です。

どこかに所属をするということは、所属している先でも人間関係が発生し、そこから距離を置くということはそんな意思はないとしてもどこか

“1つのコミュニティから離れていった人”みたいな見られ方をしてしまうので、そういう変な思いをしたくないから所属し続ける構図。

 

気まずい空気って嫌じゃないですか?

気まずいって抽象的だけど、社会で生きてるとよく感じるものではあるし、自分が気まずい感じで思われるのってモヤモヤするし嫌じゃないですか?

それで本音ではそろそろ離れたいって思ってても離れられなかったりします。

 

恋愛と似ているかもしれませんね。

別にもう好きでもなんでもないけれども、ただ恋人がいた方が楽だし、気を使わないし、別れるってなると別れ話をするのもめんどくさいし、正直どっちでもいいんだけど遠距離とかだったら別れ話を出して嫌な奴って思われたくないし、いやまあ一緒にいたらたまに楽しいこともあるし、すごく不満があるかと言われたらどちらでもないとも思うし、不満っていうよりも楽しい時間が最初に比べたら明らかに全然なくて冷めたなって感じではあるけど、嫌な思いをしたくないから、とりま保留、保留、引き伸ばし。。。

的な。

あるある。

2、恩義とサンクスコストとバイアス

義理と人情!!!

仁の心!!!

日本人の美徳であり、本当に大切な心であり、僕も大切にしている価値観です。

 

が、、、、!

恩義とサンクスコストは同一視してはいけません。

そして、恩義の返し方をバイアスで固定化してはいけません。

 

会社って入ると辞めづらいじゃん?

部活って入ると辞めづらいじゃん?

アルバイトでも続けるほど辞めづらいじゃん?

1つ上の項目でも書きましたが、人間関係も絡んでくるのでお世話になった人に対して恩義を感じていて、お返しもしたいから〜

というごく普通な人として素晴らしい価値観こそが、本人が自分のために成長したい、次のステージに行きたいという思いの重しとなってしまい、足を引っ張りがちです。

人間心理的な角度から言っても数多くの時間をそのコミュニティに対して投資し続けていたわけですから、普通に離れるのって抵抗感があります。

 

近い話だと僕自身にあったこととして、

“自分が超恩義を感じていて、その人がいたおかげでうまくいって、その情報がなければここまで来れなかった”

的な人がいたのですが、

ぶっちゃけ、その人がここ数年、大きく成長することを止めてしまっていて完全に変化がなく過去の情報を擦っているだけになっていることがありました。

今でこそ、こうやって客観的に事実を書いていますが、実際にその時の自分の心理を振り返ってみると、

『明らかに成長がなく、過去に言っていたことと今の一貫性もあまりないし、心のどこかでは微妙だと感じているんだけれども、

自分自身の成功はその人がいなければなかっただろうし、周りの人とかにもすごくおすすめをしてきたし、何よりも正直尊敬している人が落ち目にありつつあることを認めたくない』

みたいな心情だったと思います。

実際、周りに話している時にはその人のすごく良かったところばかりを話していて、現実から完全に目を背けていました。

 

あなたがすごく成長をしていくと、きっとこれまでだと気づかなかった尊敬している人のダメな点とか、全然変わってなくて尊敬できない点、見つかってくると思いますよ。

そのうえで“人間関係として”関わるのであればいいと思います。

ただ、“ビジネスとしてお金を払って学ぶ”みたいな歪な関係は卒業しましょう。

 

恩義を返したいって思いが強いのであれば、あなた自身がどんどん成長していって別の形でお返しする方法は何万通りでもあります。

どんなことでもできます。

そのためにも今を卒業していく必要があるんです。

 

3、リスク許容度が下がっている

数値化できない分、顕在化はしないので気づきづらいポイントなのですが、絶対に挑戦したての頃よりもリスク許容度が下がりがちです。

なぜって、人はリスクをとって挑戦してもその後、安心できるフェーズまで来ると気が抜けてきて

“今の現状を維持したい”

という潜在意識が勝ってくるからです。

 

人間のDNAで考えてみるとすごくわかりやすくて、僕たちは衣食住の保証がない命の危機があるような状況でほとんどの時間を過ごしてきました。

人類の歴史で言ってもここまで衣食住が揃っていて文明的な生活ができるようになったのもたかが150年くらいです。(個人的にはそれくらいだと考えています)

安心できる生活
安定している生活

本当にドラッグのように僕たちを依存させてくるものなんです。

 

安心や安定を手放すのは本当に多大なる勇気を必要とします。

それこそ起業しよう!と思って挑戦し始めた頃とか、よっぽど強い思いがあって寝食も忘れて取り組んだ、みたいな人が多いのではないでしょうか。

現状を手放して大きく動き始める時に私たちは大きな力を発揮します。

その結果、手に入れた環境を手放せる人なんて本当に極々少数なんです。

だって、せっかく手に入れたんですよ?

手放したら嫌じゃないですか?

 

僕の場合であれば、手放したら嫌な思いが0ってわけじゃなかったんだけれども、それ以上に今に対する退屈や停滞感が勝ち、

自分のワクワクする心が抑えられなくなったので一度メディアを全て消してしまって全く新しいチャレンジをすることになった次第です。

あなたはどうでしょうか?

どんな生き方をしたいですか?

 

本当に心から“自分のため”になる選択をして欲しいと願っています

情報ビジネスがここに書いた構造的な理由から、

“関わった人の情によって、お金が集まって健全ではない形で運営されている”

こんなことはよくある話。

 

僕個人の願いとしては、もっとみんなが心から自分のために動いて欲しいです。

誰かに対する情とか恩義よりも、

本当に心から払いたいのであればそれはお金を払った方がいいし、

本当に心から自分自身がしたい選択をし続けて楽しい人生を歩んで欲しいです。

 

なんかモヤモヤとしている

なんか違和感を感じる

なんかもっと違う世界を見たい

そう感じているなら、今自分の周りを囲んでいる檻をぶっ壊して次のステージに進んでいきましょう。

 

進み方がわからないなら、僕にお声かけをください。

僕はそういった抽象的な悩みを本当に数多く抱えてきたし、(まあこれは自分自身のめんどくさい性格もあいまってですが)

“モヤモヤを抱えられる”=“潜在意識が活発になり変化を求めている証拠”

だと考えているので、そんな思いを解消してしまってもっともっと人生を楽しく、社会でも活躍していって欲しいのです。

 

特に結果を出して、社会的な地位とか周りからの見られ方が変わってくると曖昧な相談をできる場所とか相手って本当に少なくなっていきますから、

そういったことは僕を駆け込み寺的な感じでうまいこと利用してもらえればなと考えています。

今、ビジネスコーチングというサービスを始めてそうやってモヤモヤする起業家たちをサポートし始めたのもそんな思いがあってです。

 

何か助けになれれば幸いです。

それではまた。

 

 

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